2007 年
12 月
4 日
機械が必ずしも便利とは限らない
|
ついこの間のことです。夕方私が銀行のキャッシュコーナーでお金を下ろしていたら、隣の機械を使っていた高齢の女性に操作の仕方を尋ねられました。その方は通帳しか持っていなかったので、キャッシュカードがないと現金が引き出せないことを説明しました。「この間は通帳でも下ろせたんだけど…」と言っていましたが、6時も過ぎていてすでに通帳の取り扱い時間も終わっていることを話すと、ご本人も納得されたようでした。「今83歳なんだけど、これでも若い時はばりばり働いていたんだよ。歳を取るとだめだねえ。また明日こなくちゃ。」とおっしゃいました。「また足を運ばなくてはならなくて大変ですね。お近くですか?」と心配して尋ねてみたら、近所で一人暮らしとのこと。お子さんが比較的近くにいて、たまに銀行の手続きなどもしてくれるとのことでした。 私だって機械での振込みの入力などは時間がかかってうんざりすることがあるくらいです。ましてやお年寄りが不慣れな機械を使いこなすのはとても大変だろうと容易に想像できます。窓口対応とちがい、操作の仕方がわからなくても案内の人がいない場所では教えてもらうことさえできません。 これまで人間が担っていた色々なサービスがどんどん機械でもできるようになり、それはとても効率的になったことは間違いありません。でも私たちのくらしは本当に便利になったのかしら?と時々疑問に感じてしまうことがあります。 「あのおばあちゃん、翌日必要なお金がちゃんと下ろせたかなぁ」と気になる私です。
|
|
|
バックナンバー 最新20
|